▷ one point：好きな曲は歌う練習をする前に、まず何度も繰り返して聴く必要があります。それと同じ、会話ができるようになる前にまず耳に慣れさせることが重要です。聞き取れない単語があったら頭の中で意味を当てながらナレーションを聞くと、記憶が一層深まり、より早く日本語耳になれます。
【朗読発声 短文2回リピード】
▷ one point:音声に続いて発声練習をしてください。好きな歌手の曲を練習する時と同じように、発音やイントネーションが少しでもナレーションに近づくように数回練習しましょう。声を出して練習すると効果的です。step１で分からなかった単語は原文と照らし合わせながら自主的に調べるとより印象に残りやすいです。
【仕上げ 字幕付き1回再生】
▷ one point:いよいよ仕上げです。カラオケで歌を歌う時の様子を思い浮かべてください。字幕についていけるように何回か朗読練習しましょう。
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《原文》
先輩 :ハンさん、バイトはうまく行っていますか。
ハン：はい、最初と比べてだいぶ慣れてきました。 しかし、アルバイトしてみて改めて思うのですが、日本人は仕事がとても丁寧で好きですけど、時には細かすぎると感じてしまうことも多いです。なかなかその感覚にはまだ慣れません。
先輩 : 確かに。そうかもしれないですね。
ハン : 日本人は完璧を求め過ぎていると思いませんか。
先輩 : これは僕の考えですけど。日本は何でもルールやマニュアルを作ることが好きな国だと思います。たとえ小さな作業一つでも細かいルールが存在したりします。そして教育の影響のせいか、日本人はルールを忠実に徹底的に守ることが自然にできるようになったのです。自分が守るだけでなく、ほかの人に守らせることも無意識のうちに求めるようになり、だから『日本人は必要以上に細かい、ルールにうるさい』と感じさせたのかもしれないですね。
ハン : なるほど。
先輩 : 逆に僕が海外に行った時は、自分の細かすぎる考え方のせいで面倒がられたり、待てずにイライラされることもそういえばたくさんありましたね。日本以外のほとんどの国の人々はおおらかだなと感じています。だから海外に行くと日本人が大切にしているこういった価値観が逆に通用しなくなることを学びましたね。
ハン : 異文化理解が大切だということですね。
先輩 : その通り。「郷に入っては郷に従え」ということわざを聞いたことがありますか。
ハン :はい、 郷に従うことが大切ですね。先輩の話を聞いてなんだかすっきりしました。
先輩：よかったです、環境を変えることができない時は、自分を変えましょう。