▷ one point:好きな曲は歌う練習をする前に、まず何度も繰り返して聴く必要があります。それと同じ、会話ができるようになる前にまず耳に慣れさせることが重要です。聞き取れない単語があったら頭の中で意味を当てながらナレーションを聞くと、記憶が一層深まり、より早く日本語耳になれます。
【朗読発声 短文2回リピード】
▷ one point:音声に続いて発声練習をしてください。好きな歌手の曲を練習する時と同じように、発音やイントネーションが少しでもナレーションに近づくように数回練習しましょう。声を出して練習すると効果的です。step1で分からなかった単語は原文と照らし合わせながら自主的に調べるとより印象に残りやすいです。
【仕上げ 字幕付き1回再生】
▷ one point:いよいよ仕上げです。カラオケで歌を歌う時の様子を思い浮かべてください。字幕についていけるように何回か朗読練習しましょう。
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《原文》
面接官:本日は当社にお越しいただきありがとうございます。早速ですが、まずは簡単な自己紹介をお願いします。
ハン:はい。ABC大学WEBマーケティング学科のハンと申します。4年前に留学のために日本にやってまいりました。本日はよろしくお願いいたします。
面接官:ありがとうございます。当社への志望動機と当社について持っているイメージをまず簡単にお聞かせいただけますか。
ハン:はい。まず志望動機ですが、御社は大企業、中小企業に関らず、とても広い範囲でサービスを提供していることに興味を持ったからです。次に私が御社に持っているイメージですが、日本人だけでなく外国人も多く御社で働き、活躍していることから、ひとりひとりの強みを活かして価値を生み出している会社というイメージを持っています。
面接官:ありがとうございます。ハンさんは、どのような環境下で働きたいと思いますか。
ハン:日本人も外国人も関係なく評価される環境で働きたいと考えています。御社は外国人を多く雇用しているだけでなく、外国人が長く働いていることからも、そのような環境ではないかと考えています。
面接官:なるほど。確かに当社は日本人も外国人も評価に分け隔てはしていません。そこはハンさんが希望している環境にマッチしているかと思います。ただ、別の視点から見ると外国人であってもそのことによって評価が良くなるということでもありません。その点はどう考えていますか。
ハン:確かに、私は日本語での会話はできますが、仕事で使うには十分でなく、その点は不利な評価となるかもしれません。ただ、WEBに関するスキルや知識は人一倍持ち合わせているので、日本語で不利になる部分はWEBのスキルや知識でカバーし、御社で貢献したいと考えています。
面接官:分かりました。日本では何年くらい働くつもりなのですか。
ハン:私はとても日本が好きなので、可能であればずっと日本で働こうと思っています。
面接官:分かりました。本日の面接は以上とさせていただきます。結果は改めて通知しますね。
ハン:本日はお時間いただきありがとうございました。